■naraka / ナラカ
ナラカnaraka 2023
[サウンドインスタレーション・舞台装置・舞踏]
本作品は、本来音楽の構成要素である「時間」を排除した音楽作品を作ること試みている。
空間を動き回る音から、時間軸のない世界(=常世・理想郷あるいは虚無)の展開を試みたサウンドインスタレーション作品である。
今回はこの装置を用い地獄の本質とは何であるかということを、相反する「ユートピア」と「ディストピア」の2つの世界線を同時に構築し空間を立ち上げる。
本作品では、2m角のキューブを立ち上げ内側と外側を区切ることにより、キューブ内は世界とは切り離された空間であることを表現している。
キューブの枠に取り付けられたセンサーから身体動作をセンシングし、その反応により音の定位を操作することができる。
これにより、キューブそして音の双方から空間を構築している。
舞踏について
土着的な身体を探求する舞踏による身体表現を起点に音が動くことで、「地獄」という音楽空間を形成している。
なお、パフォーマー2名はそれぞれ「鬼」と「人」を表しており、異なる視点における「地獄」を表すことで、より複雑な音響空間を構築する。
ここで「地獄」という表象は、空間と身体の接点としても作用する。
CREDIT
naraka(2023)
Concept/Sound: Takuto Morio
Stage design: Ryosuke Hara(Playhouse ROCKAKU NUT)
Management: Chihiro Sugamoto(Playhouse ROCKAKU NUT)
Production: miyatakai
Photography: Shuichiro Abe ・ Okutsu Ryoya
Editing: Okutsu Ryoya
Typography: Kiichi Okada
Performance: Yubusha
Voice: Asumi
Direction: Takuto Morio
Special thanks: Office Mizuno
■Wurzel(2021)
from銀座 奥野ビル306号室
2021/03/25 Performance
2021/05/30 Performance
2021/06/20 Exhibition
音楽はそれぞれ音による根源(イメージ)を持っている。これが展開されることで「音楽」になる。完成した音楽では聴くことのできない、
音楽の根源的な部分を「根」と呼ぶことにした。植物で言う根っこと花、人間でいう魂と肉体というように、ものは根源をもとに構造を形成している。
音楽の源とは何か。トイピアノの自動演奏と逆再生による演奏から根源の表現を試みた。
CREDIT
Wurzel(2021)
Concept / Sound / performance: Takuto Morio
sound works
葵 / 先天的夜行性法
words : yugaku_purple
music:tank
作曲、アレンジ:Takuto Morio(tank)
Voice:明澄
消しゴム / 先天的夜行性法
words : yugaku_purple
music:tank
作曲、アレンジ:Takuto Morio(tank)
Voice:明澄
■Superstition service
音楽配信というメディアを通じてそのメディアを批判することや、アナログとデジタルのデコンストラクションを目的に立ち上げられたプロジェクト。 bandcampにて販売されるプラスチックカードに印刷されたQRコードを読み取ることでオリジナルサイトが開き、本楽曲が聴ける仕組みとなっている。 デジタルリリースの普及による消費の加速への疲労感や儚さを、再生システム自体に表現した。そのため、最後の楽曲はいつかまた思い出してカードを読み込んだ時に聴けるようになっている。
CREDIT
Kazuki Kimura – Superstition service
Photo: Miya Kanuma
Card Design: Yo Hoshika
Web Production: Takuto Morio
■BRAND
忙しい日々に追われ、洗濯物を干す時間もないほどお疲れのあなたにぴったりの超小型衣類乾燥機。乾燥機能はもちろん、デザイン性にも優れ、あなたの生活に寄り添う“ ちょっとだけ"未来のすまい "を実現します。
sound direction: takutomolio
■BRAND
軽量・コンパクト・丈夫が特徴のエコバッグ。重さはわずか22g、手の平にすっぽり収まるサイズ感ながらも容量は19L。たたまなくても袋に収納することもできるため日常の利用も楽チンです。だから、いつでもどこでも一緒に。
sound direction: takutomolio